終活ガイド初級

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第4章 生前整理・遺品整理・エンディングノート

生前整理

介護やもしもに備えたり、住み慣れた自宅で長く暮らすための準備として、自分で暮らしを整えること。

自身が亡くなった後、残されたご家族が遺品整理に苦労しなくていいように、生きているうちに身の回りのものを整理することです。

高齢になるにつれ、人は体力や、いろいろな能力が衰えていきます。

モノを管理する能力も例外ではありません。

モノの多い家に暮らしていれば必要なモノが見つかりにくくなり、整理整頓も難しくなるでしょう。

生前整理をして本当に必要なものだけで暮らすことで、高齢になっても毎日の生活がしやすくなります。

また、バリアフリーリフォーム等、高齢になって家を住みやすくしたい場合や、介護が必要になった場合も、モノが少ないほどスムーズにできます。

※最近は多くの写真などをデジタルデータにして保管する方も増えています。

65歳以上の事故発生場所

住宅:77% ・民間施設:8%・一般道路:7%・海・山・川:3%・公共施設:1%・その他

住宅内の事故のうち、65歳以上の事故が多く発生した場所は、居室が45%で最も多く、次いで階段18%、台所17%、玄関が5%、洗面所が3%、風呂場が3%、廊下が2%、トイレが2%などとなっています

※住み慣れた住宅の居室で事故が多い事のです。 高齢を迎える前に整理する事はとても大事です。

また、高齢者では筋肉が痩せて萎縮しており、骨ももろくなっています。

転倒した際には骨の周囲を守る筋肉が少ないので、大きな負荷が骨に加わることとなり、骨折しやすくなります。

横に転んだ際には太ももの骨で少し出っ張っている大腿骨頚部を骨折しやすくなり、後ろに尻もちを着くと背骨からお尻にかけての骨を圧迫骨折するケースが多くなります。

前に転んだ際に手をつくと、手首の親指側の骨を骨折しやすくなります。

※生前整理の委託先としては、整理収納サービス生前整理業者もしくは買取り業者、など片付けが得意な方にお手伝い頂く事ができます。

 

遺品整理

主に自身が亡くなったあとの住居や持ち物の片づけを遺された遺族や関係者が行います。

故人の遺品を遺族で分け合うことを形見分けと言います。

住まいが賃貸物件であったり、施設を利用していた場合など早く借家や賃貸アパートなど賃貸住宅を明け渡さなくてはならないような場合は、葬儀などの法事が終わってから、直ちに遺品整理・処分にかかることが多いです。

日記・手紙・手帳(住所録やメモなど)・預金通帳などは、1年から2年程度は必要になることもあるので保管します。

その他、可能なモノはリサイクル業者に依頼したり、寄付や寄贈をし、残ったモノは住所地のルールに従い粗大ごみなどで処分したり、一般廃棄物の処理業者に依頼します。

※現代は、整理業者や買取業者によって回収後、海外に寄付あるいは、販売目的で輸出される事もあります。

※基本、廃棄物は全てゴミとしての扱いになります。

※金銭的に価値のある遺品の場合には、相続財産とみなされる可能性もあります。 高価なものを処分する際には、相続の承認や遺産分割などで、遺族の間で結論が出るまでは、勝手にしないように注意が必要です。

※遺品整理の委託先としては、一般廃棄物処理(収集運搬)業者、便利屋、特殊清掃業務会社、遺品整理専門会社などがあり、見積りを取ることがポイントです。

 

エンディングノート

介護が必要になったとき、認知症になったとき「もしも」のときに家族やサポートしてくれる人に自分の情報を伝えるノート。

書かれる内容は特に決まっているわけではなく、任意で法的拘束力はありません。

「記入していく内容」

〇病気になったときの延命措置を望むか望まないか

〇自身に介護が必要になった際に希望すること

〇財産・貴重品に関する情報

〇葬儀に対する希望

〇相続に対する考え方

〇プロフィール・自分史

〇家系図などがあります。

「当協会推奨の失敗しない!エンディングノートの書きかた<3つのポイント>」

➊1ページ目から書かない

➋一度に全て書く必要はない

➌全てのページに目をとおす

 

第5章 葬儀・お墓

葬儀

死者をとむらい、ほうむる際の儀式です。

葬儀とは、一般的に2日間にわたって行われるお別れの儀式のことです。

1日目はお通夜、2日目は葬儀・告別式と分かれています。

1日目のお通夜は、本来、家族や親族、友人といった身近な方たちが、線香やろうそくの火を絶やすことなく、故人とともに夜通し過ごすことで故人をしのぶ儀式であり、一般の弔問客は翌日の昼間に行われる葬儀・告別式に参加します。

「葬儀の一般的な流れ」 

お亡くなり

⇒搬送

⇒安置

⇒納棺

⇒お通夜・告別式のお知らせ

⇒供花の確認と配列の指示

⇒席次と焼香順の確認

⇒会葬礼状や会葬返礼品の確認

⇒僧侶への挨拶、お布施の受け渡し

⇒受付

⇒お通夜の進行

⇒喪主あいさつ

⇒通夜振る舞い

⇒告別式前の確認

⇒弔辞の順番を決定

⇒席次と焼香順を決定

⇒葬儀の進行

⇒僧侶の入場

⇒読経

⇒弔辞・弔電の紹介

⇒焼香

⇒僧侶退出

⇒花入れ

⇒喪主あいさつ・閉式の辞

⇒香典返し

⇒出棺

⇒火葬

⇒骨上げ

⇒精進落とし

⇒遺骨を持ち帰る

⇒諸手続き

⇒初七日法要

⇒四十九日法要(宗旨・宗派によって、または地域によっても流れは変わります)

近年増加している直葬(火葬式)とは、通夜や葬式などの宗教的な儀礼を行わず、安置所(病院や自宅など)から火葬場へ直行するお別れの方法です。

※家族葬と直葬を誤解される方もいますが、家族葬は身内だけでお別れする方法ですが、宗教的な儀式を省くとは限りませんし、自宅葬では安置する場所が自宅と言うだけで祭壇等は設置し、会葬者を迎えるいわば葬儀の種類になりますから、安易に安価で済むとは限りません。

ポイント

直葬(火葬式)が伸びている理由は「高齢化」「儀礼の簡素化」「一般家庭の年収減少」 ... また、宗教離れが進み、葬儀に限らず冠婚葬祭全ての儀礼が簡素化する傾向にあり、直葬(火葬式)が増加している要因になります。(直葬は約2割と一般の葬儀を行う割合より、年々増えています)

 

ご逝去後の届出

※人が亡くなった直後は、お葬式などでバタバタしますが、ようやく終わったのもつかの間、死亡後には様々な手続きが待っています。

期限が設けられていないものもあれば、すみやかに手続きをしなければならないものもあります。

≪主な届出の種類≫ 

  • 死亡届
  • 死体火葬許可申請書
  • 年金受給停止
  • 介護保険資格喪失届
  • 遺言書の検認
  • 相続の放棄
  • 国民年金の遺族基礎年金請求
  • 国民年金の寡婦年金請求
  • 国民年金の死亡一時金請求
  • 厚生年金の遺族厚生年金請求
  • 健康保険の埋葬料請求
  • 国民健康保険の葬祭料
  • 高額療養費の申請
  • 労災保険の埋葬料請求
  • 労災保険の補償給付
  • 生命保険金の請求
  • 医療保険の請求
  • 簡易保険の請求
  • その他保険の請求
  • 免許証
  • パスポート
  • 各種クレジットカード
  • 携帯電話
  • プロバイダー
  • SNS
  • 郵便
  • 印鑑登録カード
  • 無料バス券の返却
  • 所得税準確定申告
  • 扶養控除異動申告
  • 医療控除による税金の還付手続き
  • 相続税の申告
  • リース契約
  • レンタル契約
  • ローン契約、他

≪変更が必要な手続き≫

  • 土地
  • 建物
  • 預貯金
  • 株式
  • 会員券
  • 自動車所有権移転
  • 電話
  • NHK
  • 電気
  • ガス
  • 水道等の名義
  • 引落しの口座変更
  • 世帯主の変更、他

≪こんな時の手続き≫

  • 「配偶者の死亡後」 旧姓に戻りたい = 復氏届
  • 「配偶者の死亡後」 配偶者の親族の縁を切りたい = 姻族関係終了届(死後離婚)
  • 「配偶者の死亡後」 子の姓と戸籍を変えたい = 子の氏変更許可申請書
  • 「お墓を移転したい」 改葬許可申立書

ポイント

死亡届の提出期限は亡くなってから7日以内(国外であれば3ヶ月以内)と決まっていて、届出の期限を過ぎた場合でも死亡届の提出は出来ますが、その場合は遅延理由書などの面倒な手続きを踏まないと死亡届が受理されないこともあります。ただ、理由もないのに死亡届の提出を遅れたり、役所に催促されても死亡届を提出しなかった場合は、3万円~5万円の罰金を徴収されることがあります。(最近では葬儀社が届出する事が多いです)

 

お墓

墓(はか)は遺体または遺骨を収めて故人を弔う構造物。 墳墓(ふんぼ)、墳塋(ふんえい)ともいう。

一般に墓石・墓碑などの目印を置き、これを墓標(ぼひょう)といい、この墓石・墓碑を指して墓ということもあります。

≪墓の形態≫

  • 合祀墓(代々墓):墓碑を一基だけ建て骨を納める度に墓誌(霊標)か墓碑に戒名や法名を列記し代々祀っていく形態の墓
  • 個人墓:個人専用となっている形態の墓
  • 比翼塚:夫婦二人の墓
  • 団体墓:団体に貢献した人々の墓

≪お墓の種類≫

  • 公営墓地:地方自治体が管理・運営している霊園
  • 民間墓地:運営委託を受けた民間企業によって、管理・運営されている霊園
  • 寺院墓地:寺院が管理運営する檀家専用の墓地
  • 永代供養墓:後で合祀(複数の方の遺骨をまとめて収蔵)するタイプと、最初から合祀するタイプがあります
  • 納骨堂:骨壺に入れた遺骨を安置しておく建物、納骨方式としては、ロッカー式・棚式・仏壇式・お墓式に大別
  • 樹木葬:墓石の代わりに樹木を墓標とする墓のこと。樹木墓地、樹林墓地とも呼ばれます
  • 散骨:遺骨を粉状にして海や山などにまくこと
  • 共同墓地:小さな地域団体で管理運営を行い、現在では勝手に共同墓地を作ることはできません
  • みなし墓地:墓地埋葬法が施行される前からの現存するお墓

≪お墓終い≫

ご先祖の遺骨を合祀墓など永代供養墓に移し、墓石を撤去し、区画を更地にして返還し、永代使用権を返納します

ポイント

≪墓地、埋葬等に関する法律≫

墓地、納骨堂または火葬場の管理および埋葬等が、国民の宗教的感情に適合し、且つ公衆衛生その他公共の福祉の見地から、支障なく行われることを目的として、昭和23年(1948年)に制定された日本の法律である。

墓埋法(ぼまいほう)、埋葬法(まいそうほう)などと略される。

 

おわりに

終活ガイド初級では、以下の項目を入口として学びました。

  1. 終活の背景
  2. 健康・医療
  3. 延命
  4. 介護
  5. 介護の流れ
  6. 介護の目安
  7. 介護護の種類
  8. 認知症
  9. 身元保証人
  10. 公的年金
  11. 公的保険
  12. 民間保険
  13. 遺言
  14. 公正証書
  15. 成年後見人
  16. 相続
  17. 相続税
  18. 生前整理
  19. 遺品整理
  20. エンディングノート
  21. 葬儀
  22. ご逝去後の届出
  23. お墓

「関わる職業の範囲は…」

  • 病院
  • 医師
  • 看護師
  • ソーシャルワーカー
  • 役所
  • ケースワーカー
  • 介護士
  • 地域包括支援センター
  • 居宅介護支援事業所
  • 訪問介護サービス
  • 通所介護サービス
  • 短期入所介護サービス
  • 小規模多機能型居宅介護
  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • 介護療養型医療施設
  • ケアハウス
  • 介護付有料老人ホーム
  • 住宅型有料老人ホーム
  • 健康型有料老人ホーム
  • サービス付き高齢者向け住宅
  • グループホーム
  • ケアマネージャー
  • 成年後見人
  • 身元保証
  • 日本尊厳死協会
  • 保険
  • 公証役場
  • 生前整理
  • 遺品整理
  • 便利屋
  • 葬儀社
  • 寺院
  • 供養
  • 散骨
  • 霊園
  • 社会保険事務所
  • 年金事務所
  • 弁護士
  • 司法書士
  • 行政書士
  • 社会保険労務士
  • 不動産鑑定士
  • 宅建
  • 家庭裁判所
  • ペット
  • その他多くの専門家など。

※多くの方と関わるコンサルティング能力を学んで、身に付けていく事が、「終活(しゅうかつ)」では求められます。

一つ一つの適正なサービスを理解し、相談を解決へと導く良き相談者となる為に、学びの幅を広げて、周囲で困っている方の問題を解決してあげれる人を、目指して頂けましたら幸いです。

 

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